第2夜
admin≫
2009/05/15 04:35:02
2009/05/15 04:35:02
絶望感が、私の体を満たしていく。
兄さんは・・・・一体どうなったの??
赤毛の青年は叫んだ。
「アクマはレベル1さ!!いまのうちにさっさと破壊するさ!アレン!!」
「分かってますよ!!」
白髪の少年は左手を出した。
「!!」
あ、あれは・・・・?
彼の左手は真っ黒に染まっていた。腕までも。
「行くぞ・・・・・」
急に彼の左手が輝いた。
「イノセンス発動!!!!」
すると、彼の姿が変わった。
白いマントをつけ、首元辺りには仮面のようなもの。そして左手は武器となっていた。
赤毛の青年は大きい槌をもっていた。
千年伯爵はふはははと笑いだした。
「お前たちの相手はこっちデスヨ♥」
指をパチンッと鳴らすと、空からたくさんのアクマが降りてきた。
「チッ!!」
赤毛の青年は舌打ちをした。
「さぁ、アクマちゃん。妹を殺せ♥」
アクマが私を襲いかかってきた。
「っ!!」
私は思わず目を閉じた。
ヒュン!!
一瞬強い風が吹いた気がした。
私はゆっくり目を開くと・・・・・。
少女が私の前にいた。
少女はふっとこちらを向いた。
「・・・・貴方のお兄さんはね、死者を呼んだのよ」
「え??」
「あの千年伯爵という者は、人を生き返らせてあげると、人間を誘い、そしてアクマにする、悪い奴なの。君の兄さんは、その誘いにのって、あんな風になったのよ」
「・・・・・兄さん・・・・・兄さんの馬鹿・・・・・」
私はいつのまにか、涙をこぼしていた。
「そんなことしたら・・・・駄目に決まってるのにっ・・・・・」
少女はほほ笑んだ。
「私はリナリー・リー。私達は、この怪物を破壊するエクソシストなのよ」
「エクソ・・・シスト??」
「えぇ。とにかく、貴方はここにいたら危険だわ。後ろに・・・・」
「リナリー!!!後ろ!!」
白髪の少年は、叫んだ。
「え??」
聖の背後に、レベル1のアクマがいたのだ。銃口を聖に向ける。
「危ない!!!」
「っ!!」
今度こそだめだ!!!
目を思わず閉じた。
「♪~♪~♪~♪~♫♩♪~♪~♪~♪~」
「!?」
エクソシスト一同、騒然とした。
「歌・・・・?」
歌っていたのは・・・・・・聖。
「♪♪~♬♬~♫~」
全てのアクマの動きは止まったままだった。
すると、急に苦しそうな顔をしだした。
「!!」
「まさか・・・・あのこ・・・・・」
そして・・・・。
ドカァァン!!
アクマは破壊された。
「・・・・・・倒しちゃったさ」
「・・・・・・倒しちゃいましたね」
「・・・・・あ、あれ?私・・・・」
私一体今何を・・・・・・?
今私・・・あの時聞こえた子守唄を歌ったような・・・・。
「君・・・・エクソシスト!?」
白髪の少年は私に近寄ってきた。
「え?えっと・・・私・・・・・」
「適合者ってことさ??」
赤毛の青年は人差し指をぴんとあげた。
それにリナリーはうなづいた。
「とりあえず、この子を教団に連れて行きましょう」
「そうですね」
リナリーは私に言った。
「さ、私達の一緒に教団に行きましょう」
「・・・・・はい」
私は3人の後を追うように歩き始めた。
が。
ふと足を止め、後ろを向いた。
道にはアクマの死体。
そして、いつのまにか千年伯爵も消えていた。
兄さん・・・・・。
「どうかした?」
リナリーに話しかけられた。
「あ、いえ・・・何でも」
聖はエクソシストと共に、教団というところに向かった。
第2話終了です。
次回ももしよかったら見てやって下さい。
さらに、もしよかったらコメもくれると嬉しいです。
兄さんは・・・・一体どうなったの??
赤毛の青年は叫んだ。
「アクマはレベル1さ!!いまのうちにさっさと破壊するさ!アレン!!」
「分かってますよ!!」
白髪の少年は左手を出した。
「!!」
あ、あれは・・・・?
彼の左手は真っ黒に染まっていた。腕までも。
「行くぞ・・・・・」
急に彼の左手が輝いた。
「イノセンス発動!!!!」
すると、彼の姿が変わった。
白いマントをつけ、首元辺りには仮面のようなもの。そして左手は武器となっていた。
赤毛の青年は大きい槌をもっていた。
千年伯爵はふはははと笑いだした。
「お前たちの相手はこっちデスヨ♥」
指をパチンッと鳴らすと、空からたくさんのアクマが降りてきた。
「チッ!!」
赤毛の青年は舌打ちをした。
「さぁ、アクマちゃん。妹を殺せ♥」
アクマが私を襲いかかってきた。
「っ!!」
私は思わず目を閉じた。
ヒュン!!
一瞬強い風が吹いた気がした。
私はゆっくり目を開くと・・・・・。
少女が私の前にいた。
少女はふっとこちらを向いた。
「・・・・貴方のお兄さんはね、死者を呼んだのよ」
「え??」
「あの千年伯爵という者は、人を生き返らせてあげると、人間を誘い、そしてアクマにする、悪い奴なの。君の兄さんは、その誘いにのって、あんな風になったのよ」
「・・・・・兄さん・・・・・兄さんの馬鹿・・・・・」
私はいつのまにか、涙をこぼしていた。
「そんなことしたら・・・・駄目に決まってるのにっ・・・・・」
少女はほほ笑んだ。
「私はリナリー・リー。私達は、この怪物を破壊するエクソシストなのよ」
「エクソ・・・シスト??」
「えぇ。とにかく、貴方はここにいたら危険だわ。後ろに・・・・」
「リナリー!!!後ろ!!」
白髪の少年は、叫んだ。
「え??」
聖の背後に、レベル1のアクマがいたのだ。銃口を聖に向ける。
「危ない!!!」
「っ!!」
今度こそだめだ!!!
目を思わず閉じた。
「♪~♪~♪~♪~♫♩♪~♪~♪~♪~」
「!?」
エクソシスト一同、騒然とした。
「歌・・・・?」
歌っていたのは・・・・・・聖。
「♪♪~♬♬~♫~」
全てのアクマの動きは止まったままだった。
すると、急に苦しそうな顔をしだした。
「!!」
「まさか・・・・あのこ・・・・・」
そして・・・・。
ドカァァン!!
アクマは破壊された。
「・・・・・・倒しちゃったさ」
「・・・・・・倒しちゃいましたね」
「・・・・・あ、あれ?私・・・・」
私一体今何を・・・・・・?
今私・・・あの時聞こえた子守唄を歌ったような・・・・。
「君・・・・エクソシスト!?」
白髪の少年は私に近寄ってきた。
「え?えっと・・・私・・・・・」
「適合者ってことさ??」
赤毛の青年は人差し指をぴんとあげた。
それにリナリーはうなづいた。
「とりあえず、この子を教団に連れて行きましょう」
「そうですね」
リナリーは私に言った。
「さ、私達の一緒に教団に行きましょう」
「・・・・・はい」
私は3人の後を追うように歩き始めた。
が。
ふと足を止め、後ろを向いた。
道にはアクマの死体。
そして、いつのまにか千年伯爵も消えていた。
兄さん・・・・・。
「どうかした?」
リナリーに話しかけられた。
「あ、いえ・・・何でも」
聖はエクソシストと共に、教団というところに向かった。
第2話終了です。
次回ももしよかったら見てやって下さい。
さらに、もしよかったらコメもくれると嬉しいです。
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